2019年6月30日(日)
第28回 日本刺絡学会学術大会
~「アジアと刺絡」各国の刺絡鍼法~
台湾・インド・中国・韓国・マレーシア・シンガポール・モンゴルなど、アジア各国の刺絡療法についての講演となりました。
台湾からは王醫塾塾長・王醫仙老師に講演のご依頼を頂き、実技講演を行いました。
講演テーマ:「董師正経奇穴針灸による刺絡の応用」
会場に到着すると、大会を運営されている先生方がご挨拶に来てくださいました。
先生方や当塾の塾生と笑顔で写真撮影を。
石原克己先生(日本刺絡学会・副会長、東京九鍼研究会・会長)
お忙しい中、那須先生も駆けつけてくださいました。
講演開始直後に、まずひと笑い。
会場を一気に和やかなムードにし、参加者を引き込みます。
このような国際的な大舞台でも、いつも通りの楽しい雰囲気を瞬時に作り出してしまう王醫仙の胆力に敬服しました。
実技の前に、王家八代目『王清溪大師』の訓語を紹介しました。
鍼灸師として上達するためには
1.死背(暗記)活用
経穴の位置・効果など、まずは暗記をすることが重要。
覚えていなければ、弁証をすることも治療をすることも出来ません。
2.すべての患者は師となる
治っても、治らなくても、その治療経験はあなたの鍼灸師としての糧となります。
色々な患者さんと接することで、人間関係の構築の経験となります。
鍼灸師としてだけではなく、人間としてあなたを成長させてくれます。
3.良く患者を笑わせる
患者さんをリラックスさせることで信頼関係を築きやすくなります。
リラックスさせることで副交感神経を優位にし、治療効果を上げることが出来ます。
実技講演では、2名のモデルに対し実技を行いました。
王醫仙の手技で忘れてはいけないのが『頂門一針』。
身体の経絡が交わる『百会』に刺激を入れます。
その後、実際の治療へと移りました。
どのような治療をされたか詳しく知りたい方は、是非『王醫塾』にご参加ください!!
モデルとなって下さった先生への労いも忘れません。
最後に、今大会に合わせて上梓した『董師正経奇穴針灸学 絡刺編』の宣伝も。
こちらの書籍は、亜東書店よりご購入出来ます。
☞https://www.ato-shoten.co.jp/index.php/product-113171.html
今回の講演をきっかけに、王醫塾への入塾を申し込まれた方もいらっしゃいます。
30分弱の短い時間でしたが、『董師奇穴』そして『王醫仙』の魅力を充分に表現した講演だったと感じます。
王醫仙という素晴らしい師に巡り合えたことを感謝いたします。
また、そのように思えるきっかけを作って下さった『刺絡学会』運営の先生方に、深く御礼申し上げます。